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幸運を運ぶ鳥ー8つまとめて由来とともに紹介!
幸運を運ぶ動物シリーズ、これまで
馬、象、ウサギ、カエル、猫を紹介しました。
今回は「鳥」です。
一言で「鳥」といっても様々な種類がいますよね。
ここでは、どんな鳥が「幸運を運ぶ」といわれるのか、
その由来とともに紹介していきます。
フクロウ (梟)
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フクロウが縁起がいい、ということは
聞いたことがある方も多いと思います。
理由は、どこにあるのか、みてみましょう。
フクロウのゴロから
フクロウ=不苦労
ということで、苦労しなくてすむ縁起のよさ
ということですね。
フクロウの特徴から
・夜行性で夜でも目が効くことから
「見通しがつく・明るい」:開運
・「首がよくまわる」ことから:商売繁盛
フラミンゴ
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ピンク色をしていて、二羽が合わさると
ハート❤の形になることから恋愛運に
縁起がいいと言われます。
寄り添う様子が夫婦円満のシンボルとされ
ブライダルでも好んで用いられます。
白鳥
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白鳥も、フラミンゴと同じように2羽でハート❤の形に
なるので恋愛運によいと言われるのは同じです。
真っ白な姿から、純白、優雅さが、結婚の清純なイメージと
合うとされていること、
また、白鳥は夫婦、家族の絆が強いことから、
縁起がよいとされます。
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▲Swan Family ▲We’re all alone.
鳳凰
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天下泰平の世にだけ姿を現し、人々に平和と安泰をもたらすとされる
鳳凰は、中国の神話に登場する伝説の鳥です。
お祝い事、平和・繁栄の願いをこめて建造物・衣装などにも好んで
用いられます。
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鳳凰とフェニックス(不死鳥)の関係は?
鳳凰はChinese Phoenixといわれ、
フェニックス(不死鳥)と大概同じように
扱われますが、本来中国の鳳凰と西洋の
フェニックスは同じ鳥ではありません。
にわとり(鶏) 神鶏 明けの鳥
神の使いとされたから
にわとりは、日本の神話で「神様の使い」とされました。
「天の岩戸」の前で鳴き、天照大神を迎えだして、
闇から光を取り戻す一役をかいました。
にわとりの時の声が大神の再現を知らせ、
災いを取り払うことになりました。
こういうことから、伊勢神宮では、
にわとりを「神鶏」として、境内で
飼っています。
20年に1度、「鶏鳴三声(ケイメイサンセイ)」
という遷都を象徴する儀式も執り行われます。
一番に鳴くから
別名「明けの鳥」といわれます。
「コケコッコー」といって、新しい年、新しい朝に
一番最初に鳴くので、「太陽をつれてくる」
太陽の神様を呼ぶ力があるとされます。
朝日は「昇り調子」を意味し、縁起がいいとされます。
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▲Rooster ▲Chiken&Chicks
鶴:長寿吉祥の鳥 神に通じる鳥 夫婦鶴
長生きだから
「鶴は千年、亀は万年」といわれ、長寿の象徴
とされますね。
実際の鶴の寿命は平均20-30年、一番長生きの
カンムリズルは50-60年だそうです。
主にアフリカに生息します。
インコが平均7年、鶏が10年くらいとすると
長生きだ、ということですね。
鳴き声が通るから
鶴の鳴き声は、高く、天に届きそう、
ということで、「神様に通じる鳥」
とされます。
夫婦仲良しだから
夫婦仲良く、一生連れ添うことから、
「夫婦鶴(めおとづる)」といわれ、
仲が良いことを象徴する鳥」とされます。
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▲Crane&Turtle
ヤタガラス(八咫烏)
ヤタガラス(八咫烏)は聞いたことがありますか?
日本神話の中で、神武天皇を熊野国から大和国
(現在の奈良県橿原)まで案内したとされており、
導きの神として信仰されているいます。
「古事記」「日本書紀」に登場します。
3本足が特徴的です。
天・地・人をあらわす、といわれています。
和歌山県の熊野三山(=熊野本宮大社・熊野那智大社・
熊野速玉大社)では、
ヤタガラス(八咫烏)がシンボルマーク
となっています。
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▲熊野那智大社の「神殿守」
中央にかわいらしいヤタガラスさんが
守っています。
コウノトリ(シュバシコウ)
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コウノトリは、幸運の象徴とされています。
「コウノトリ」=幸の鳥です。
家に住み着くと幸運が訪れる、赤ちゃんを運んでくる
といわれます。
日本では赤ちゃんを運んでくる鳥をコウノトリといいますが、
海外ではシュバシコウといわれています。
コウノトリとシュバシコウは類似した鳥です。
(コウノトリのくちばしは黒、シュバシコウは赤)
由来はいくつかあります。
アンデルセン童話 沼の王の娘
子どものいない夫婦にコウノトリが
赤ちゃんを届けるシーンがあります。
ドイツ・ヨーロッパの言い伝え
ドイツでは家の煙突に巣をつくった
コウノトリが卵を産み、雛がかえったときに、
子どものいなかった夫婦に子を授かった
というお話からきているそうです。
ツバメでも同じようなことがいわれますね。
また、ヨーロッパでは「赤ちゃんはコウノトリの
口ばしで運ばれてくる」という言い伝えがあります。
コウノトリ伝説は、世界共通ですね。
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まとめ
幸運と言われる鳥の代表的なものを
ご紹介しました。今回はいったんここで
区切りますが、まだまだほかにもありますね。
またの機会に。
では、幸せを「トリ」込んでいきましょう。
