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刺繍のステッチ②―名前と刺し方がまとめてわかる(18-22)
刺繍のステッチ①では、ストレートステッチ、バックステッチなど
を紹介しました。
今回は、フライステッチから始めますね。
18.フライステッチ
Yの字に刺すのがフライステッチ。
フライとはfly 、ハエ、飛ぶ虫の意味ですね。
足の部分を短く刺せばvのように見えますし、
長く刺せばYのように見えますね。
また上下逆さまに刺すこともできます。
並べて刺せば、いろいろな絵柄をつくることが
できますね。
19.クロスステッチ
クロス(=CROSS)のように×印に
刺します。
皆さんおなじみかと思いますが、
クロスステッチだけを使って、絵画のように
美しい絵柄を表現することもできます。
左上から右下へ刺し、右上から左下へ、
という順番で刺していきます。
1つずつ×をつくっていってもいいですし、
たくさん並べたいときは、タスキの片側だけを
まとめて刺してから、もう一つのタスキをかけて
いくこともできます。
20.ダブルクロスステッチ
クロスステッチにさらに、十字のように
縦横のステッチを刺すステッチを
「ダブルクロスステッチ」といいます。
密度が濃くなりますね。
21.サテンステッチ
面をうめていきたいとき、ツヤっと仕上げたいときに
使える刺し方です。サテンは艶のある布のことですね。
立体感がでます。
基本的には輪郭線に沿って糸を面で埋めて
いきます。
輪郭がガタガタとして安定しない、
というときには、アウトラインステッチで
下縫いをしてから、サテンステッチをすると
比較的簡単にきれいに刺せます。
隙間が空きすぎた、というときには、
慌てず、足していけば大丈夫ですよ。
22.ロングアンドショートステッチ
ロングアンドショートステッチは、
長く、短く、ランダムに刺して面を
埋めていきます。
長・短の刺し位置を同じにせず、
文字通りランダムにすると表情が
でます。