色から連想するイメージとその活用例② 「緑」「青」「紫」
色から連想するイメージのお話、
①では「赤」「オレンジ」「黄色」について
まとめました。
今回は「緑」「青」「紫」について
まとめていきます。
まずは「緑」からスタート!
緑のイメージ:
「緑」から連想されるポジティブイメージ
平和、新鮮、希望、健康
「緑」から連想されるネガティブイメージ
苦み、未熟、受動的
「緑」がもつイメージ
フレッシュ、若葉、健康、
エコロジー、環境、安全、
環境、平和、自然、幸福、
新鮮、生命力、おだやか、
くつろぎ、さわやか、やすらぎ、
「緑」からイメージされるモノ
植物、葉、草、森、信号、
クローバー、カエル、亀、
メロン、野菜、緑茶、竹、
ほうれん草、ピーマン、
「緑」の性格
フレッシュ、素直、平和主義、
リラックスした、バランスが取れている、
自然が好き、優しい、おだやか、ひかえめ
「緑」の特性を活かした活用例
目に優しい「グリーンノート」
視覚過敏者のツイートがきっかけとなって、
ロフトと東急ハンズがコラボレーションして、
誕生したのが、目にやさしい「グリーンノート」
シリーズ。
他の企業さんからもグリーンノートはでていますが、
視覚過敏者でなくても、反射がすくなく、
目にやさしいノートになっています。
アメリカの米ドル札「グリーンバック」
米国財務省で発行された紙幣のことを
「グリーンパック(greenack)」
と呼びます。
アメリカ合衆国で南北戦争(1861~65)
中の1862年から発行された不換です。
裏面が緑色のため、名付けられました。
現在でも額面通りの価値があります。
米ドル紙幣は緑色のインクを採用
していますが、その理由を、
米国財務省は、
1)1929年に最初に小額紙幣がスタート
ときに、緑色の絵の具が大量に入手できたこと
(以降も使い続けている)
2)科学的反応物理的変化に強いこと
3)国民が緑という色を強い安定した
政府への信頼として心理的に認めていたこと
などとしています。
日本の紙幣も緑はたくさん使われていますね。
街中が「緑」に染まる「セントパトリックスデー」
St. Patrick’s Day(セントパトリックス・デー)は、
アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリック
の命日祝う日で、毎年3月17日。
アメリカでは別名「緑の日」とも言われ、
緑のものを身に着けて祝います。
様子はこちら↓の動画で見られます。
子ども間では、この日に緑のものを
身に着けていなければ、ツネっても
いいとされる遊びもあります。
アイルランドのシンボルカラーであることが、
緑の色を取り入れる理由です。
青のイメージ:平和、冷静、信頼
「青」から連想されるポジティブイメージ:
信頼、誠実、知性、平和
「青」から連想されるネガティブイメージ:
不安、冷酷、悲しみ、憂鬱
「青」がもつイメージ
信頼、誠実、落ち着き、
憂鬱、知性、清潔、平和、
冷たい、涼しさ、寂しさ
「青」からイメージされるモノ
空、海、水、魚、宇宙、
地球、制服、雨、湖
「青」の性格
冷静、常識人、身長、信頼できる、知的な、
まじめな、品性がある、さわやか、男性的
「青」の特性を活かした活用例
「平和」の象徴としての青い国連の旗
国連の目的は「国際の平和と安全を維持すること」
旗は「幸福」や「平和」の象徴として
知られている青色がベースになっています。
防犯効果の高い「青い」街燈
イギリス北部のグラスゴーにある
ブキャナンストリートで、景観目的で
オレンジの街燈をブルーの街頭に
変えたところ、犯罪率が減少した、
ということがあり、防犯目的で青い街燈
が採用されるようになってきました。
奈良、静岡、静岡、福島など、少なくとも
17県以上で青い街燈が取り入れられています。
なぜ青いライトが犯罪を減少されるのかの
理由は、
1)青色には鎮静作用があり、心が平穏になって、
衝動的な行動が抑えられ、犯罪を抑止する効果が
あると考えられています。
副交感神経が活発に働いて、血圧が下がり、
脈拍が落ち着く作用があります。
2)暗い場所だと、波長の短い青色の電灯は
遠くまで光が見えやすいため、監視作用が
ききやすいということがあります。
*このように、薄暗い所で、短波長の青色に
近いものが明るく見え、長波長の赤色のものが
暗く見える現象を「プルキニエ現象」といいます。
紫のイメージ:
「紫」から連想されるポジティブイメージ:
神秘、高貴、芸術、感性
「紫」から連想されるネガティブイメージ:
欲求不満、不安定、下品、哀れ
「紫」がもつイメージ
感性、芸術、神秘、高貴、神聖、
エキゾチック、魔法、上品、
不安定、欲求不満、不吉、
優雅、粋、高級、大人っぽい
「紫」からイメージされるモノ
ぶどう、風呂敷、江戸、スミレ、
ラベンダー、ナス、しょうゆ、
魔女、占い師、藤、菖蒲、
ヤンキー
「紫」の性格
芸術肌、精神性が高い、個性的、美意識が高い、
クリエーター、繊細、浮世離れした
ミステリアス、現実逃避
「紫」の特性を活かした活用例
高貴な色の「紫色」 神主さんの袴
紫色は、色のスペクトラムで、一番端に位置し、
「死」をあらわすことになり、先の精神的世界へ
導くイメージがあります。
日本でも古くから高貴さを持った色として認識
されており、冠位十二階の最高位の色は紫です。
神主さんの袴の色は位で分かれています。
1級、2級が紫色の袴を着用しています。
特級:白地に白い紋
1級:紫地に白い紋
2級上:紫地に紫の紋
2級:紫地
3級:浅黄色
白地、松葉地
まとめ
今回は「緑」「青」「紫」の
3つの色のもつイメージをまとめました。
いかがでしたか?
③に続きますので、ご興味があれば
そちらもご覧ください。