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ミツバチの愛すべき生態 恩恵の大きさにビックリ!
ミツバチというと何をイメージしますか?
刺されたら怖い、とかハチミツといったこと
かもしれませんが、
私たち人間にもたらしている恩恵を
知ると、その大きさに驚くとともに、
愛おしい気持ちが芽生えます。
私がミツバチを代表モチーフにしたのは
感謝の気持ちがあるからでもあります。
今日は、ミツバチについて紹介していきたいと
思います。
ミツバチがいなくなると、人間の食生活はピンチになる⁈
マーラ・スピヴァク(Marla Spivak )さんという
アメリカの昆虫学者の方のTEDスピーチをご覧ください。
かなり驚きの、興味深い内容です。
ミツバチが花粉を運ぶことは知っていても、
世界の作物生産の1/3がミツバチに頼っている、
とはびっくりしますよね。
「ありがとう」という感謝の気持ちになります。
そんなミツバチが、作物の単一栽培化や化学肥料によって
どんどん減少していると。
お花を植える、という些細な事が大きな助けになるんですね。
コチラの動画もわかりやすいです。
What If ALL The Bees In The World DISAPPEARED?
(もしハチがみんないなくなったらどうなる?)
ミツバチの大きな壁画を描いて啓蒙⁈
ミツバチに対する啓蒙活動をしている
アーティストもいます。
New Yorkを拠点として活動するアーティスト
Matthew WilleyさんはThe Good of The Hive
という活動をしています。
彼もマーラ・スピヴァクさん同様に、
ミツバチの減少、住める環境がなくなってきている状況に
危機意識を覚え、ビルの壁などに大きなミツバチの絵を
描いて、人々に知ってほしいと伝えています。
ハチは病気のハチがいるとほかのハチに伝播して
しまわないように、巣から出す、というしくみ
が働いています。個人というより、つながりで
健全な免疫システムを保つようになっている。
それは人間社会でコロナが蔓延してより深く、
人間社会と同じだと認識するようになったと。
ハチの巣が健全で繁栄するために必要な数として
5万匹のハチを手書きすることを目標としています。
とてもユニークで、素晴らしいプロジェクトですね。
ハチミツには強力な殺菌作用がある⁈
ハチミツは栄養たっぷりで、
疲労回復、高血圧予防、整腸作用、肝機能向上、
美肌など、体に良いことがいっぱい。
それだけではなく、強力な殺菌作用もあるといわれています。
糖、ミネラル、ビタミン、酵素が主な成分になっていて、
高い糖分と過酸化水素により、菌が生息できないように
なるそうです。
ハチミツの種類
ハチミツは、どんな花から採られたかで
様々な種類があります。
花によってできるハチミツのテイストにも違いが出て
面白いですね。
「マヌカハニー」は、ニュージーランドで多く生産されている
ハチミツですが、濃度によって価格も違います。
通常のハチミツよりも、抗菌作用が強いといわれており、
人気があります。
私も風邪で弱った時など、マヌカハニーのパワーを
いただいています。
Q:花の蜜とハチミツは違うもの?
ふと素朴な疑問がわいてくるかもしれません。
ハチミツはハチがつくるけど、花の蜜からできてるって
同じものなの? 違うものなの?と。
A: 答えは、違うものです。
ミツバチが花の蜜を集めて、巣に持ち帰り、
巣の中で熟成させて、トロリと濃度が
高くなったものがハチミツです。
糖度が圧倒的にハチミツのほうが高いのです。
↓の動画でハチがどうやってハチミツを作るかがわかります。
口から吐き出すのをみて、不快にならないでくださいね。
ロイヤルゼリー、プロポロリスの違いは?
ロイヤルゼリーとか、プロポリスとか、
どちらも強力そうだけど、どう違うの?
ですよね。
ロイヤルゼリー:女王蜂が食べる栄養価の高い特別なもの。
働きバチが集めてきた密から作られます。
女王蜂は幼虫の頃からロイヤルゼリーを摂取することにより、
大きな体を手に入れ、何倍も長きして、子孫を残すのです。
プロポリス:外敵が巣に侵入するのを防ぐために、植物や唾液から
作られた抗菌作用の高いものです。防御用ですね。
ハニカム構造は強靭⁈
ハチの巣は六角形をしていますね。
ハニカム構造は自然界のすばらしい構造
と言われてます。
衝撃吸収性がとても優れているのです。
何人もの研究者や技術者の方々が
三角形やほかの形と強度を比較した
実験をして、強度を証明しています。
ゆえに、飛行機、新幹線、マットレスなど
多方面でハニカム構造は活用されています。
ハチの種類
ハチの種類は、なんと2000種類以上も
あるようです。
その中で、ミツバチは、セイヨウミツバチと
二ホンミツバチの2種が養蜂されて密を採取
されています。ほとんどがセイヨウミツバチ
です。
幸せを運ぶ青い八チ
▲cuckoo bee
ハチの中には珍しい青いハチもいます。
写真はcuckoo beeと呼ばれるハチですが、ほかにも
ルリモンハナバチ(=Thyreus decorus)という種もあり、
その希少性から「幸せを運ぶブルービー」
といわれ、愛されています。
日本でもみられるようですよ。
まとめ
ミツバチは、栄養価の高いハチミツを作ってくれるだけでなく、
作物生産の1/3をミツバチに頼っていたり、
優秀な巣の構造が人間の世界の多様なものの構造に役立っていたり、
その恩恵はとてつもなく大きいと思うと、
大切にしたい気持ちが高まりますね。
②でさらにほかの角度からもミツバチを見ていきます。