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ビーズの種類と特徴-形、素材、地域、年代など
前回はビーズの歴史について紹介しました。
ひと口にビーズといってもいろいろな種類が
ありますよね。
今回は、どんな種類があるのかみていきましょう。
日本のメジャーなビーズメーカーさんは
TOHO BEADS
そして海外輸出100%ですが、
国外では世界のM.G.B(Matsuno Glass Beads)として名高い
MATSUNO BEADS
ですね。
シードビーズ
シード=SEED 種ですね。
シードビーズは様々な形のビーズの総称ですが、
ここでは丸型ビーズについて
TOHOさんとMIYUKIさんでシードビーズの種類を
一覧にしてみました。
丸小もしくは、丸大あたりが一番よく使われる
と思います。
寸法に表れていないメーカーによる違い
・TOHOさんは、穴が大きく軽い。
・MIYUKIさんは、厚みがあって丈夫。
丸型だけでもこんなにサイズがありますが、
ほかにも、三角、スクエア(四角)、六角、
穴の形が四角い角穴(内角)、
ねじりの効いたツイスト、スパイラル、
ストライプ、丸くて大きなマクラメ
など本当にたくさんの種類があります。
いくつか代表的なものの特徴を紹介します。
スリーカットビーズ
不規則に表面を3面にカットされたビーズです。
このカットにより、キラキラとした
反射の美しさが魅力です。
ドロップビーズ
ドロップ=DROP 滴
ですね。
滴型のかわいらしいビーズです。
写真は平たい形ですが、日本のメーカーの
ドロップビーズはコロンとした形です。
どちらもアメリカでゲットしたものですが、
水色のビーズは白やイエローも混ざっていて
とても美しく、一目惚れしたビーズです。
ビーズを買って、ネックレスに仕立てました。
水色は夏、ワインカラーは秋にぴったりです。
ドロップビーズとにているものに
「まが玉ビーズ」もあります。
まが玉ビーズほうが丸いガラス部分が大きいです。
デリカビーズ
デリカビーズはMIYUKIさんオリジナルの
シリンダー型ビーズです。
きれいに形が整っていて高品質です。
ペヨーテステッチで絵柄を編む時などに
最適です。
丸小ビーズとデリカビーズはどう違うの?
丸小ビーズはラウンド型なのに対し、
デリカビーズはシリンダー(円筒)型でフォルムが丸いR状ではありません。
竹ビーズ
竹のように細長いビーズです。
様々な長さの種類があります。
用途に応じて選べますね。
ファルファーレビーズ
ファルファーレ=Farfalle イタリア語で
蝶々🦋。パスタの種類にもファファーレ
ありますね。
かわいらしい蝶のような形のビーズです。
チェコのものはファファーレと呼ばれますが、
MIYUKIさんからは似たものがベリービーズ
と呼ばれています。
ティラビーズ
ティラビーズは、MIYUKIさんオリジナルで新しく
ラインナップに加わったモザイクタイルのような
形のビーズです。
以上は、基本的にガラス製のグラスビーズですが、
グラスビーズで、スワロフスキー社製のものは「スワロフスキー」
と言われ、スワロフスキー・クリスタル・ガラスでつくられています。
高品質で輝き、強度がよいです。
他の素材では、
・プラスチック
・ウッド
・天然石
・パール
などがあります。
代表として、パールビーズについて紹介します。
パールビーズ
パールのような輝きに仕上げたビーズです。
上品な仕上がりが魅力です。
また、産地による種類もあります。
・チェコビーズ
・ヴェネチアンビーズ
などが有名ですね。
紹介します。
チェコビーズ
チェコで生産されたビーズをチェコビーズと
総称で呼びますので、チェコビーズには
様々な種類があります。
特徴的なものには、加工方法で、
ファイヤーポリッシュ(FIRE POLISH):
表面を火で熱し、磨いたビーズ。
熱っするため表面がまろやかで、
磨いているために艶やかで美しい仕上げが
魅力です。
テーブルカット(TABLE CUT):
形にカットした後、コーティングし、磨いたもの。
コーティングと素材の風合いが磨き度合いによって
特徴だっているのが魅力です。
ヴェネチアンビーズ
イタリア・ムラーノ島でつくられたビーズです。
機械での大量生産ではなく、職人さんによって
手作りされているので、2つと全く同一なものはなく
1つ1つ異なります。
金箔が入っていたり、複数の色合いが混ざっていたり、
芸術的な美しさが魅力です。
金太郎飴のような長い棒状のガラスをカットしてつくる
ミッレフィオーリ(=Millefiori イタリア語で千の花)
は有名ですね。
また、作られた年代でも分類されます。
アンティークビーズ
アンティークビーズとは、100年以上前に
つくられた希少性のあるビーズのことを言います。
粒にばらつきがあったり、統一されていない
ことが素朴な味となり、魅力となっています。
ビンテージビーズ
30~100年くらい前の希少性のあるビーズを
ビンテージビーズと呼びます。
アンティークもビンテージもどちらも
現代ではもう手にはいらない材料、顔料、金型
でつくられていたりするレア感、
時代を超えた味わいがとても魅力です。
まとめ
・日本は有数のビーズ大国
品質の良さで海外でも高評価。
ビーズの種類は、数多くあるが、
・形(丸、竹、ドロップなど)
・素材(ガラス、プラスチック、パールなど)
・産地(日本、チェコ、ヴェネチアなど)
・生産年(アンティーク、ビンテージ)
などで分類され、それぞれ特徴がある。