刺繍

ビーズの歴史ー日本・チェコ・ヴェネチア

ビーズの歴史

beads
ビーズの美しい輝きに魅了されますね。
大好きです。

お店に行くと大量の色や形がありますが、
いったいどんな種類があるのだろう?
起源は?と興味が膨らんだことがある方も
いらっしゃるでしょうね。

ビーズについて書いていこうと思います。
今回は歴史にせまります。

はじまりは、紀元前。

最古は10万年前にもさかのぼるといわれています。
アルジェリア、イスラエルの遺跡から貝殻の装飾品が
出土されています。

beadsはbiddan=祈る、bede=修道士
に由来するともいわれています。

世界中の様々な地域で発展してきた経緯があります。
ローマ帝国時代、ビザンティン時代、ヴァイキング時代と
祈りや宗教、富の象徴のような装飾品といった形で
使われてます。

日本でのビーズの歴史

日本では装飾品として古墳から出土されています。
現在のようなビーズが伝わったのは明治時代
と言われています。大正時代になって、雑誌などで
アクセサリーが紹介されたことで、人気になって
いきました。

そして『ビーズ手芸全書』(安藤復蔵 著
婦人文化研究会出版)という本が1926年(大正15年)
に出版されました。
国立国会図書館蔵の本書は、デジタルで閲覧できるので
とても便利ですね。

本の紹介
「ビーズ手芸全書」 安藤復蔵著

 

西洋と日本を比べて考察していたり、
様々な装飾や手法を紹介しており、興味深いです。

20世紀になると大量生産も盛んになり、より普及
していきます。
今では世界でも指折りのビーズ生産国となっています。
日本、チェコ、フランス、インド、中国などが主な
国となっています。
アメリカでビーズを買おうとしたら、made in Japan
でうれしくなりました。New YorkにはTohoさんの
ビーズショップもありました。
海外にでてみて、改めて実感することもありますよね。
日本のビーズは形がきれいにそろっているので
世界でも高評価を受けているのです。
とくにシードビーズと言われる小さなサイズのビーズ
が得意です。
日本人の細やかな仕事ぶり、理解できますよね。

それでは、代表格のチェコのビーズの歴史も見てみましょう。

チェコビーズの歴史

チェコビーズは日本でもおなじみですが、
どんな経緯があったのでしょう。

1376年,ヴィソケ・ナド・イゼロウ市(=Vysoké nad Jizerou)
ではじめてのガラス工芸の窯が発明されました。
チェコ中西部(旧ボヘミア地方)の
ビーズはヤブロネッツ・ナド・ニソウ(=Jablonec nad Nisou)
という山間部の地域で始まったといわれています。
ヴェネチアから伝わったともいわれいます。
ヤブロネッツから2時間くらいのローマ帝国の都となった
川や森林が豊かで機械を動かすのために好立地の地域
だったようです。
現在でもヤブロネッツ・ナド・ニソウ市には数多くの
ビーズ生産工場があり、日本にもたくさん輸入されています。

チェコビーズの特徴についてはまた別の機会で紹介しますね。
チェコビーズ

ヴェネチアンビーズの歴史

チェコビーズが始まる前からあったといわれる
ヴェネチアンビーズについてみていきましょう。
日本ではヴェネチアンビーズとよく呼ばれますが、
海外ではムラーノグラスビーズと言われ、
ムラーノ島で生産されるガラスビーズのことをさします。
ムラーノ島はイタリア・ヴェネチアの本土から
北東にあります。
発祥は7世紀末、ヴェネチア共和国が国をあげて
ガラスの生産に力を入れたことに始まります。
ガラスのギルド(組合)もでき、
その技術が流出することを防ぐために、
または一説には火災が広がるのを避けるため
とも言われますが、
ムラーノ島に職人を集結させ、製造されました。
12世紀ごろ宝石のかわりとしてはじまり、
15世紀には「ルーメ」(炎でガラスを溶かして、
芯に巻きつける製法)、
透明度の高い「クリスタッロ」の発明など、
技術は最高峰に達していきました。
長い間技術を切磋琢磨して進化させ、親から子へと
受け継がれてきました。
ビーズの種類も多種多様で10万通りにも及ぶといわれています。

私のヴェネチアンのガラス工芸、ビーズは大好きで、
幾度となく足を運びました。
手の込んだ高価なものから、お手軽なものまで多種多様で
見ているだけでも美しく、心が躍りますね。
ちょっと高価だけど、美しくてかわいらしいペンダント。
買おうか我慢しようか、とお店の前を何度かウロチョロして、
結局思い切って購入したことを覚えています。
そのときgetしたものは今でも大切に使っています。
ヴぇベネチアングラス  

本の紹介
ヴェネツィアンビーズの魅力」 佐藤理恵著

まとめ

ビーズの歴史はとても古く、人類ととても密接に
関連しながら発達してきたことがわかります。
そんな大きな視点でまとめてくださっているのが
こちらの本になります。

普段何気なく目にしているビーズも、
ときには昔に思いをはせながら、
理解を深めてみるのも
いいかもしれませんね。

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