刺繍糸の特徴と選び方①ー糸の種類・番手
一口に取集糸といっても
たくさんの種類があり、
いったいどれがいいのか、
迷ってしまいますよね。
今日は代表的な刺繍糸の種類と
それぞれの特徴をみていきましょう。
刺繍糸太さの種類
番号は1g当たりの長さでわけられている
刺繍糸には、
25番、5番、12番など
番号がついています。
これを「番手」といいます。
それぞれどんな違いが
あるのでしょうか?
番号は1g当たりの長さでつけられているので
数が小さいほうが太い
と覚えていると便利です。
25番:
もっともよくつかわれる糸です。
細い糸6本をよって
1本になっています。
用途によって、6本のまま、
2本、3本と小分けにして
使用することができます。
1束8mです。
5番:
比較的太い1本の糸です。
シンプルな1本でしっかりしているので
初心者にも扱いやすいです。
フランス刺繍、
スウェーデン刺繍
クロスステッチ
ぬいぐるみ
などに使われます。
1束22.5xmです。
アブローダー:
16番、20番、25番、30番
4本の糸を撚って1本の糸に
なっています。
通常の25番とは違い、
分けられません。
番号が小さいほど太いです。
16番:20m
20番;28m
25番:32m
30番:40m
となっています。
カットワーク刺繍やフランス刺繍などに
使われます。
アブローダー糸にも25番があるので
通常の25番糸と間違えないように
してください。
コットンパール8番、12番:
これは他の刺繍糸のような
束状ではなく、
レース糸のような
玉の形状で売られています。
太さでいうと25番糸の2/3、
4本くらいの太さでしょうか。
8番、12番があります。
同じく番号が小さいほうが太いです。
8番:80m 10g 223色
12番:120m 10g 41色
細い糸2本をよって1本の糸
になっています。
その名の通り、光沢があります。
レース糸がかっちりしているのに対し、
こちらはふわっとしています。
ハータンガー刺繍や
スタンプワークなどに
使われます。
さまざまな糸の種類を紹介しましたが、
いろいろあって困惑してしまう、
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
安心してください。
全部覚える必要はありません。
punch needle刺繍では、25番を
主に使います。
購入時に間違えなければ大丈夫です。
まとめ
・刺繍糸の番手は1g当たりの長さで分かれ、用途によって使い分けられる
・一番メジャーなものは25番
・25番は6本から必要な本数に分けて使用する